日本語教師ってデメリットばかり? いえいえメリットもあります!

その他

日本語教師のメリットって何かありますか?

そのような質問にお答えします。

日本語教師でネット検索すると、メリットよりデメリットの方が多いように思えます。

一概にメリットとデメリット、コストとリターンなどで職業を選ぶのも…と思うこともありますが、やっぱり何がメリットなのか知っておきたいですよね?

私の経験から言えば、

日本語教師になって良かったと思うメリットは次の三つです。

  • 普段なかなか出会えないような人に出会える
  • 海外のレアな情報を知ることができる
  • 専門分野以外の知識も増える

他の業種でこの三つを併せ持っているのはなかなかないでしょう。

【日本語教師のメリット①:普通はなかなか会えない人に出会える】

教師は基本的に出会いの多い職業です。

初めましての人が年間100人以上になることも珍しくありません。

もちろん、その大部分は生徒なので、友人のような関係にはなりません。

ですが、普段会うきっかけがなかなかないような人とも会えるのはとても貴重です。

例えば…

  • 王室関係者
  • 大統領秘書官(通訳)などの政府高官
  • オリンピック、ワールドカップなどの代表選手
  • 国営放送のアナウンサー
  • 三つ星レストランのシェフ

(現職、現役ではない人もいます)

これら以外にも

  • 世界中を旅して回っている人
  • 7ヶ国語を話せる人

など。

これらは私が実際に日本語教師になって出会った人たちです。

恐らく他の仕事をしていたらこのような人たち全員には出会うのはむずかしかったでしょう。

そして、これらの人々と出会うことで、普段は聞くことができない貴重な話を聞くことができました。

(相手の日本語が上手くなってからですが)

このような経験はなかなかお金では買うことができません。

上記のような人たちばかりというわけではありませんが、このような経験ができるのも日本語教師のメリットの一つと言えます。

【日本語教師のメリット②:海外のレアな情報が聞ける】

これも日本語教師ならではのメリットです。

日本にいる限り、海外の情報はメディアを通じてしか収集できません。

ですが、日本語教師の場合、メディアでは報道されない生の情報を実際にその国で生活していた人から聞くことができます。

日本ではあまり注目されない途上国の情報や、政府が統制している国の情報なども、そこで暮らしていた人から直接聞くことができます。

日本では「海外で大人気」と宣伝されているものが全然人気でなかったり、その国の習慣だと思っていたものが一部の民族だけのものだったりと、日本では正確に伝えられていない情報に驚かされることがあります。

そのような「日本人の誤解」を知ることができるのも日本語教師ならではと言えるでしょう。

リアルな「世界」を知ることができるのも、日本語教師のメリットの一つです。

【日本語教師のメリット③:専門分野以外の知識も増える】

日本語教師の仕事は、基本的には日本語を教えることです。

でも、実際にはそれだけではありません。

日本語教師は学習者からしてみると、日本語以外のことも質問できる貴重な存在でもあります。

社会人の学習者であれば、仕事に関することや税金のこと、時には政治に関する質問もされることがあります。

留学生であれば、経済や物理、文学、医学など、いろいろな専門分野の学生がいます。

日本語教師の専門は主に日本語ですが、これらの人たちの専門的な質問にもある程度答えられた方がいいでしょう。

経済や物理は専門ではないのでわからないというのでは、学生からもなかなか信頼されません。

もちろん、専門家と同レベルになる必要はありません。

目の前の学生の必要そうな分野、知識があればいいのです。

そのためには普段から日本語以外のことにも興味を持って情報収集する必要があります。

そうすれば、結果的に専門分野以外に関する知識も増えることになり、世の中を見る目が変わってきます。

日本語教師だから日本語のことがわかれば十分と思わずに、学習者のニーズを通していろいろな知識を得ていきましょう。

【日本語教師はデメリットばかりではない】

日本語教師は給料が安いからやめた方がいい。

日本語教師の仕事はハードだ。

そのような話をよく聞きます。

確かに平均給与は低く、仕事も多いので、そこだけ見るとオススメはできない職種かもしれません。

ですが、一面ではお金では買えない経験ができるのも日本語教師のメリットの一つです。

デメリットばかりに焦点が当たりがちですが、メリットもちゃんとあります。

給料が安いと言うことで迷っている人は、ぜひ他の要素も参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました